日本国際映画著作権協会-JAPAN AND INTERNATIONAL MOTION PICTURE COPYRIGHT ASSOCIATION,INC.-

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北海道釧路町立富原小学校にて「著作権授業」を開催致しました 2014年9月12日

140912_kushiroES2北海道釧路町立富原小学校にて「著作権授業」を開催致しました

9月12日、釧路町立富原小学校にて6年生の児童を対象に「著作権授業」を開催しました。日本国際映画著作権協会のスタッフが講師を務め、早稲田大学大学院 教育学研究科 学校教育専攻の学生が進行役を務めました。

著作権授業は、前半のクイズラリーと後半のグループ討論の二部に分かれて構成されており、2時限を使わせて頂いています。 授業の前半は、体育館にて「これはホンモノ?ニセモノ?クイズラリー」を行い、児童たちは人気映画DVDやアニメキャラクターのおもちゃ等の真贋を当てる6問のクイズに挑戦しました。身近なものがクイズの対象になっており、子供たちは真剣に取り組んでいました。全問に正解する児童もいました。
後半は各教室に戻り、小学生の身近に起こり得る著作権問題についてグループ討論を行いました。クラスごとに「友達の絵を内緒でコンクールに応募してあげたら、最優秀賞に選ばれ友達には賞品が贈られた。」というケースが著作権法上、問題あるかどうか等を討論、どのような場合が著作権侵害に当たるか活発なグループ討論が行われました。
子供たちからは「勝手に送った人は利益を得ている訳ではないので構わないのでは?」等多くの意見が出されました。最後に講師の当協会スタッフが著作権問題についてわかりやすく解説を行いました。
最後の質問コーナーでは、児童より「作者が亡くなったら著作権はどうなるのですか?」「どのようなことをすれば著作権を侵害したことになりますか?」等たくさんの質問が寄せられました。
また、高畠昌之教頭よりは、「普段、何気なく接している色々な著作物に関して子供も大人も新しい気付きを持ちました。利益を得る事が他人の著作権を侵害する事の条件だと思っていた子供たちが多かったようです。今回の授業で、決して利益を得なくても著作権侵害が起こるという事が理解できたと思います。」とのコメントを頂きました。

著作権に関する教育は学習指導要領に入っておりますが、学校によってはその対応にご苦労があると思われます。当協会と致しましては、若い世代をターゲットに著作権をはじめ、知的財産権を尊重する思想を持って頂くため、各学校の事情に応じた著作権教育のお手伝いを目的に、一昨年より全国各地の小学校へ出張して開催する“著作権授業”を年間5~6校を目途に実施しています。