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盗撮男を摘発、福岡地方検察庁に書類送検 (福岡県 博多警察署) 2015年2月09日

盗撮男を摘発、福岡地方検察庁に書類送検 (福岡県 博多警察署)盗撮男を摘発、福岡地方検察庁に書類送検 (福岡県 博多警察署)
*福岡・博多署/盗撮に使用された機材類

福岡県博多警察署 生活安全捜査課は、2月9日、47歳の会社員の男性を著作権法違反の疑いで福岡地方検察庁に送検しました。

男性は昨年9月、福岡市内の映画館で、米国映画協会(MPAA)に加盟するユニバーサル シティ スタディオズ エルエルシーが世界的に配給している、大ヒット映画『LUCY/ルーシー』を、盗撮したとして、映画の盗撮の防止に関する法律 及び 著作権法違反の疑いが持たれており容疑を認めています。
男性は隠し持ったビデオカメラとICレコーダーを使用して福岡市内の映画館にて上映中の映画を盗撮していましたが、これに気付いたお客様が劇場スタッフに通報し、今回の摘発に繋がりました。
男性はレンズ部分や上部などのパイロットランプの灯りがもれないように細工を施し、座席のドリンクホルダに固定するためのスタンドを取り付けた盗撮用のビデオカメラも所持していました。劇場スタッフから通報を受け映画館に急行した博多警察署の警察官が検挙し、男性の取り調べなどをおこないました。

日本国際映画著作権協会(JIMCA)は、同映画の配給を世界的にユニバーサル社がおこなっていることから、博多警察署 生活安全捜査課からの要請を受け、日本国内で同社の作品を配給する東宝東和株式会社と連携し、鑑定をするなど同署の捜査に全面的に協力しました。
劇場での盗撮に関しては、「映画館に行こう!」実行委員会が2007年8月30日に施行された「映画盗撮防止法」を広く告知、浸透させることを目的に「映画盗撮防止キャンペーン」を実施するなど、映画界を上げて撲滅に全力を挙げています。
また、JIMCAでも違法対策室のパイラシーホットラインを担当したり、独自に映画館の支配人やスタッフを対象に盗撮防止セミナーを実施したりするなど、映画館での盗撮防止に積極的に取り組んでいます。

東宝東和株式会社、松岡宏泰 代表取締役社長は以下の様にコメントしています。
「弊社配給作品が盗撮の被害に遭い非常に遺憾に思います。盗撮犯の書類送検に至るまでにご協力をいただいた博多警察署をはじめ、上映劇場、JIMCAほか関係者の皆様に感謝申し上げます。今後とも素晴らしい作品を皆様にお届けするとともに、劇場での盗撮については関係者含め撲滅に努力してまいります。」