2017年ニュース 一覧
- 2017年12月27日 公開セミナー「NET上の知財侵害対策 サイト・ブロッキングの現状」のお知らせ
- 2017年12月27日 平成29年12月26日 政府広報オンラインに 「侵害コンテンツ」は許さない!マンガやアニメ、映画や音楽、ゲームなど、コンテンツの将来を守るために! が 掲載されました。
- 2017年11月21日 (English) Site Blocking in Japan—A Call for Action
- 2017年11月20日 第6回「著作権を守ろう!ポスターコンクール」受賞作品
- 2017年11月14日 (English) Online Piracy in Japan: How Big is the Problem—and what’s an Effective Solution?
- 2017年11月03日 コラボレーションが日本の映画産業の発展と保護の鍵となります。 アメリカ映画協会会長:クリストファー・J・ドッド
- 2017年6月22日 プレスリリース 「the Alliance for Creativity and Entertainment (ACE)」
- 2017年6月16日 「ほんと?ホント!フェアin千葉~守ろう 情報セキュリティと知的財産~」に参加しました
- 2017年4月26日 「世界知的所有権の日」記念上映会を開催しました
- 2017年4月05日 知的財産戦略推進事務局が実施した「知的財産推進計画2017」の策定に向けた意見公募に対し、 意見書を提出致しました。
- 2017年3月21日 著作権侵害に対して、DNSサイトブロッキングがパブリック・プライバシーに 違反するかどうかについて、専門家達が議論
- 2017年3月13日 (English) EXPERTS QUESTION WHETHER DNS SITE BLOCKING FOR COPYRIGHT INFRINGEMENT VIOLATES PUBLIC PRIVACY
- 2017年2月27日 Fair Use Isn’t “Dare Use”
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著作権侵害に対して、DNSサイトブロッキングがパブリック・プライバシーに 違反するかどうかについて、専門家達が議論 2017年3月21日
著作権侵害に対して、DNSサイトブロッキングがパブリック・プライバシーに
違反するかどうかについて、専門家達が議論
2月23日、日本国際映画著作権協会(JIMCA)は、電気通信事業法(TBA)における「通信の秘密」に関して、講義を行いました。討論の主題は、映画、テレビ番組、アニメ、漫画、音楽を含む、著作権のあるエンターテイメント・コンテンツを侵害し、違法にアクセスを提供しているサイトに対して、アクセスを遮断するDNSサイトブロッキングが、パブリック・プライバシーに違反するかどうかについてでした。
この研究グループのセミナーは、日本の先導的な学術研究機関である明治大学 知的財産法政策研究所(Intellectual Property Law and Policy Institute (IPLPI) at Meiji University)の主催で開かれ、代表者である高倉成男教授、今村准教授によって催されたものです。この3時間にわたるセミナーの聴衆には、法律、知財、そして憲法学の分野をリードする12名の専門家達が参加し、文化庁の国際委員会のメンバーも参加しました。
日本政府は歴史的に、サイトブロッキングが電気通信事業法の第4条「通信の秘密」に違反すると解釈してきました。モーション・ピクチャー・アソシエーション(MPA)・アジア太平洋地域のヴァイスプレジデント 兼 リージョンナル・リーガルカウンセルのマイケル・シュレシンジャーは、参加者達にJIMCAとMPAの立場を説明し、DNSサイトブロッキングは電気通信事業法や日本憲法に違反しないと論じました。また、シュレシンジャーは、日本におけるオンライン海賊行為の割合の高さに関するデータの他、世界中の国々におけるサイトブロッキングの有効性、DNSサイトブロッキングの仕組みについての技術的な説明や如何にプライバシーを侵害していないのか、インフォグラフィックを用いて包括的な論拠を提供しました。その後、議論が1時間続き、専門家達の間からは圧倒的に、サイトブロッキングは、日本憲法や電気通信事業法の第4条に違反しないものであるとの意見が支持されました。