日本国際映画著作権協会-JAPAN AND INTERNATIONAL MOTION PICTURE COPYRIGHT ASSOCIATION,INC.-

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「世界知的所有権の日」記念上映会を開催しました 2016年4月26日

「世界知的所有権の日」記念上映会を開催しました
*在日米国大使館 ジェシカ・ウェブスター公使、20世紀FOX映画 佐藤英之営業部長

日本国際映画著作権協会(JIMCA)は、4月26日の「世界知的所有権の日」の記念イベントとして、米国大使館の後援、20世紀フォックス映画の協力を得て本年度アカデミー主演男優賞、 監督賞他、多数の映画賞を受賞した「レヴェナント:蘇えりし者」の上映会をTOHOシネマズ 六本木ヒルズにて開催しました。

上映前に、ジェシカ・ウェブスター 在日米国大使館 経済・科学担当公使は「映画「レヴェナント:蘇えりし者」をご紹介できますことを光栄に思います。 「レヴェナント・蘇えりし者」は、WTO世界貿易機関のマイケル・パンク米国大使が執筆した小説を基にしています。パンク大使は、弁護士でもあり、 後に小説にするほどのアウトドア好きでもあります。パンク大使は、自身の米国政府内における立場上、この映画について語ることはできないかもしれませんが、 私がこれをできますことを非常に嬉しく思います。
この映画は、本日のテーマ「デジタルの想像力―文化再考」を、急速に技術が発展を遂げる時代において体現しています。
世界知的所有権の日を記念し、私はこの創造的な産業の経済的意味について考えてみたいと思います。今回の映画に関わった芸術家たちは、 観客の心を開かせ、オープンな議論や対話を促すきっかけを提供しています。それにも関わらず、この映画が公開されてから、まだ1週間も経っていませんが、 既にインターネット上で、この動画を投稿し、映画製作会社に多大な損害を与えた人がいます。
このような行為は、著作権を含む、知的所有権保護の重要性を浮き彫りにします。知的所有権を保護する政策によって、 映画業界における雇用が確保され、次世代の人々がますますこの業界で働くことを望むようになるでしょう。 芸術的な仕事のすばらしさを、 今晩は、この映画自身に語ってもらいましょう。
どうぞ、「レヴェナント:蘇りし者」をお楽しみ下さい。」と満員の聴衆に語りかけました。

また、今回の記念上映会に最新の話題作を提供していただきました20世紀フォックス映画 佐藤英之営業部長が登壇し、 「本年度の記念上映作品に「レヴェナント:蘇えりし者」が選ばれたこと、非常に光栄に思っております。
本作は今年のアカデミー賞で主要3部門を獲得しました。本作で念願のアカデミー賞主演男優賞を獲得した主演のレオナルド・ディカプリオは、 受賞によって名実共に大スターであることを証明しました。
また監督のアレハンドロ・G・イニャリトゥは2年連続で監督賞を、撮影監督のエマニエル・ルベツキはなんと3年連続撮影賞を受賞しました。音楽は坂本龍一が手がけ、 見事に作品に緊張感と重厚感を加えました。超一流の役者とスタッフが手がけた映画史に残る傑作であることは間違いありません。
本作の撮影では当時存在していなかった人工照明は一切使わず、太陽光と火だけを使って撮影を行いました。最高の作品には必ず価値があり、 我々はそれに対して賛辞の対価を払うことで、映画産業は発展してきました。
映画はエンターテイメントです。堅苦しく考える必要はありませんが、ルールやモラルに反する方法での視聴は、 誇りをかけて仕事をしている製作者達を悲しませることになるのではないでしょうか。どうかそのような方達を周りで見かけたら、 「良くないことだよ」と一緒に考えて頂ければと思います。
本作は、すばらしい成績でオープニングしました。ご家族やご友人達にも、このGW期間中に見るべき一本として薦めて頂ければ幸いです。」 とのスピーチを行い、「レヴェナント:蘇えりし者」の見どころを紹介しました。

2000年に世界知的所有権機関(WIPO)によって制定された「世界知的所有権の日」は今年で16年目を迎えました。 JIMCAでは知的財産保護の大切さについて多くの人に知っていただく機会としまして、今後も上映会を継続していく予定です。

「世界知的所有権の日」
世界知的所有権機関(WIPO)によって知的財産が日常生活で果たす役割についての理解を深め、 発明者や芸術家の社会の発展への貢献を記念するために、2000年に制定した記念日です。 世界中で知的財産権の重要性を啓発する行事が開催されています。