著作権 - 教育と啓発活動
愛知県大口町立大口西小学校で「著作権授業」を開催しました
2月5日、愛知県大口町立大口西小学校にて6年生児童77名、5年生児童108名それぞれを対象に「著作権授業」を開催しました。日本国際映画著作権協会のスタッフが講師を務め、早稲田大学大学院 教育学研究科 学校教育専攻の学生が進行役を務めました。
著作権授業は、前半のクイズラリーと後半のグループ討論の二部に分かれて構成されており、2時限を使わせて頂いています。 授業の前半は、体育館にて「これはホンモノ?ニセモノ?クイズラリー」を行い、児童たちは人気映画DVDやアニメキャラクターのおもちゃ等の真贋を当てる6問のクイズに挑戦しました。身近なものがクイズの対象になっており、子供たちは真剣に取り組んでいました。
後半は各教室に戻り、小学生の身近に起こり得る著作権問題についてグループ討論を行いました。クラスごとに「友達の絵を内緒でコンクールに応募したら最優秀賞に選ばれた。」というケースが著作権法上、問題あるかどうか等を討論、勝手に応募された友達の気持ち等に関して活発なグループ討論が行われました。 子供たちからは「最優秀賞に選ばれたから良かったものの落選していたら恥ずかしい。」「ルール上は良くないと思うがモラル上はどうなんだろう。」等の意見が出されました。結果はクラスごとにまとめられ、体育館にて再度集合して発表しました。最後に講師の当協会スタッフが著作権問題についてわかりやすく解説を行いました。
この度の著作権授業に関して、同校岩田和敬校長先生より以下の様なコメントを頂きました。「著作権は子供たちとって難しいテーマです。著作権授業はまず身近なものを使って関心を持たせ、具体的な問題を提起するという解り易い構成でした。大口町はものづくりの街で、道徳の授業で人の気持ちや情報モラルを取り入れています。子供達にはとても楽しい2時間だったと思います。」
当協会では一昨年より全国各地の小学校へ出張して開催する「著作権出前授業」を、年間5〜6校を目途に実施しています。
著作権授業についてのお問い合わせは当協会までご連絡ください:電話03-3265-1401